「歩道の新設必要」昨年12月の交通死亡事故診断
2013年02月15日 10:58
軽井沢町は2月14日、追分の国道18号で昨年12月30日17時 に発生した交通死亡事故の現地診断を行った。軽井沢警察署員や軽井沢交通安全協会の役員、追分区長ら18人が参 し再発防止策を検討した。
事故は、観光で訪れていた富山県の男性が運転する普通乗用車が、御代田方面へ走行中、歩道のない道路左側を歩いていた町内男性に後ろから衝突。歩行男性は28日後の1月27日、脳挫傷のため死亡した。当時の天候は雨で、路側帯には前々日に降った雪が残り、水たまりもできていた。歩行男性はそれらを避けるため「車道よりにはみ出して歩いていたと見られる」と軽井沢署の交通課署員が説明した。
現 診断後、追分公民館で行った検討会では「事故現 は西部小児童の通学路にもなっている。歩道の新設が不可 」「夜間の歩行は、反射材装着の徹底をもっと呼び掛けるべき」という声があがっていた。
今回のケースは、事故発生から24時間経過後に亡くなっているため、統計上は死亡事故にカウントされない。それでも事故で亡くなったことに変わりはないと、現地診断を実施した。