明治の名作から現代の新作まで、 旧三 ホテルの広間に軽井沢彫を展示
2012年10月11日 10:20
軽井沢彫家具組合による『軽井沢彫家具展』が国の重要文化財・旧三 ホテルで開催され、多くの観光客の関心を集めている。
会 には、明治期のイスや昭和初期のテーブルなど歴史的な軽井沢彫の家具が並び、一般的に知られている桜模様の軽井沢彫とは異なる趣の軽井沢彫を見ることができる。
軽井沢彫家具組合では「100年の歴史を持つ軽井沢彫のブランド化事業」の一環として、外部専門家による講習会やワークショップを重ね、レベルアップを図ってきた。今回の展示会では、その成果ともいえる新作も発表している。
水紋や鋲を取り入れた新しいデザインや現代的にアレンジしたバラやブドウなど、新たな試みと意欲が窺える作品が並ぶ。「生活様式が変わっていくので、それに対応した家具 りを心がけています」と同組合担当者。「旧三 ホテルでは、昨年に引き続き2回目。この雰囲気に軽井沢彫が合っていると思います。10月6・7・8日の3連休で約2000人が訪れました。初めて軽井沢を見る人も多く、じっくり見てもらえる良い機会ですね」
(左下写真は明治期の菊模様のテーブルとハートイス)