女優の司葉子さんらビラ配布し呼びかけ 「ペットの飼育放棄やめて」
2012年08月20日 11:53
町民や別荘住民でつくる「軽井沢ペット福祉協会」が8月19日、軽井沢駅の改札前でペット飼育放棄の防止を呼び掛けるビラを配布した。軽井沢で捨て犬が増えるとされる夏の終わりの時期に、2010年より始めて3回目。同協会の会長を務める元NHKニュースキャスターの磯村尚徳さんや、副会長で軽井沢に別荘がある女優の司葉子さんら約20人が参 し、600枚用意したビラを1時間半で配り終えた。
メンバーは「犬猫を捨てないで下さい。責任ある飼い主になりましょう」と記したノボリを立て、新幹線の乗降客に「ペットを大切に」などと呼び掛けながらビラを配布。子ども連れには、会員の知り合いが寄付した新幹線のデザインの消しゴ も一緒に渡した。
佐久保健所に届けられる飼育放棄犬や迷い犬の数は年々減少。同協会メンバーらが、保健所からペットを引き取り、新たな飼い主を探すボランティアを行うなど、殺処分される数も減っている。それでも、夏の終わりになると、捨て犬が増えることについて、司さんは「他人事とは思えない。人間が涼みに来て楽しむ けでなく、犬にとっても軽井沢が幸せに過ごせる 所であってほしい」。また、会長の磯村さんは、「軽井沢が国際的な町を目指すのであれば、ペット飼育放棄のような、恥ずかしい行為は 絶させる必要がある。来年以降も続けていきたい」と話していた。