クマ対策犬の活躍描いた児童書 ピッキオが西部小に寄贈
2012年07月12日 12:00
軽井沢町の委託でクマの管理を行うNPO法人「ピッキオ」の田中純平さんと、クマ対策犬・ブレットの活動をつづった児童書「クマを追え!ブレット」(学 パブリッシング)が7月10日、出版された。田中さんとブレットは同日、軽井沢西部小学 を訪れ3冊を寄贈した。
ブレットはカレリアン・ベアドッグの雄で、2004年にアメリカから軽井沢へやって来た。同書はブレットを訓練する田中さんの活動と、ブレットの成長の様子を物語形式で描いている。人里に出没したクマに“お仕置き”してから森へ返す「学習放獣」や追い払いの様子など、クマの管理方法についてもイラストとともに紹介。「臨 感があって、子どもたちにも活動の様子が伝わりやすい内容」と田中さんは話している。
本を受け取った同 の図書委員会委員長で6年の上野美優さんは、ブレットのことを撫でて「しっかり人になついている。早く本を読んでみたい」と話していた。本は図書館に置いて貸し出しする予定で、7月中に、中部小と東部小、町立図書館にも寄贈される。販売はピッキオビジターセンターのほか、丸山珈琲ハルニレテラス店でも行っている。1260円。