クマの特徴や対処法学ぶ ピッキオが西部小で安全講習会と特別学習
2012年05月11日 11:31
軽井沢町の委託でツキノワグマの保護管理を行うピッキオが5月7日、軽井沢西部小学 でクマの安全講習会を開いた。全 児童を前に、ピッキオスタッフの田中純平さんらが、クマの特徴や遭遇したときの対処法について話した。
田中さんはクマについて、「木登りが上手」「100mを7秒台で走る」「とっても臆病」などと特徴を説明。登下 時の 好(ヘルメット、ランドセル姿)をした各学年の代表者とともに、遭遇したときの対処法を実践した。出合ったときの距離で対応は違い、5m以内に近づいた 合は、首の後ろを両手で押さえた状態でうつぶせになってやり過ごすよう教え、子グマを見かけた際は「可愛いけど、近くにお母さんのクマがいるので、絶対近づかないで」と呼びかけた。
今年からは、クマが暮らす環境についてより深く知ってもらおうと、各学年ごとに環境学習も実施。2年生は、クマの毛皮や剥製に触れ、 骨などを間近に観察した。軽井沢に暮らす他の動物とクマの 骨を比較し、木の実をすり潰せるようクマの奥歯は平ら が、キツネなどは肉を噛み切れるよう、奥歯も尖っていることなどを児童は学ん 。最後に田中さんは「軽井沢にクマがいるのは豊かな森がある証。た 彼らは人間に被害を及ぼす 合もある。動物は言葉を喋れないので、上手に付き合っていけるよう、もっと調べて勉強していきましょう」と めくくった。
ピッキオは7月までに東部、中部小でも安全講習会を開く。