軽高生が軽井沢彫のオルゴール製作 職人の実演を間近で見学
2012年05月31日 15:23
軽井沢高 は5月31日、3年生の選択科目「総合芸術」の授業で、地元の伝統工芸である軽井沢彫の職人を講師に迎えた。週2回ある同科目を選択した11人の生徒は、夏休み前までに、表面に軽井沢彫を施した木製のオルゴールを製作。その間、大坂屋家具店の職人、飛田和健彦さんが同 を3回訪れ講師を務める。
この日、飛田和さんは、輪郭に切り込みを入れる「ノミ打ち」、モチーフを浮かび上がらせる「さらい」、三つ又に分かれた釘で小さな穴を作る「星打ち」など、彫りの工程を実演しながら 々に説明。「木には逆目(さかめ)と 目(ならいめ)があるので、滑らかに彫れる 目の方向から彫るように」などとアドバイスしていた。モチーフの桜が浮かび上がる様子を間近で見ていた生徒からは「すごい」などと声が上がった。
授業を受けた同高3年の林充憲君は「職人技という感じで、軽井沢彫に惚れ直した。小学 でも軽井沢彫作品を作ったが、今ならより上手くできると思う」と話していた。