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「7~8割が1日100円以下で生活」フィリピン医療ボランティア参 の高 生ら 告

2012年04月16日 14:22

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 フィリピンで歯科医療などのボランティアを行う「ハローアルソン・フィリピン医療を支える会」(林歯科診療所・林春二会長)が4月14日、今年2月に現地で行った奉仕活動の 告会をエコールみよたで開いた。同会は2001年より毎年、フィリピンで物資支援、歯科医療などのボランティアを続けている。今年は2月8日から11日まで、75人(歯科医師17人、歯科衛生士11人、高 生25人ほか)が、マニラ近郊カビテ市のスラ 地帯を訪問。約1500人に日本で集めた歯ブラシやタオルなどの物資を配布し、1154人に歯石を除去するクリーニングや抜歯、投薬などの歯科医療を施した。

 この日は、 告会に集まった350人の聴衆を前に、参 した高 生らが現地の様子や活動を通じて感じたことなどを発表した。 将来は歯科医師になるのが夢という、新島学園高 3年の生方雄平君は「次は歯科医師としてこの活動に参 し、フィリピンで多くの人を笑顔にしたい」と、夢がもう一つできたことを 告。

 また、上田西高3年生の4人は、リレー形式でスライドを交えながら「フィリピンで暮らす7~8割の人は1日100円以下で生活している」「歯を抜くときのメキメキという音は、今までで聞いた中で一番いやな音 った」「ボランティアに大小はない。難しくなく、誰でも簡単に始められること とわかった」などと発表した。

 続いて登壇した同ボランティアの団長、せきぐち歯科医院( 木県那 塩原市)の関口敬人院長は、バケツに貯まった抜いた虫歯の写真をスライドに し、「日本 ったら治療できた歯。設備がないため治療ができず、歯ブラシを買えないから虫歯になる」とフィリピンの現状を説明した。

  告会に出席した御代田町の女性は 「高 生の発表から現地の様子が痛いほど伝わってきた。現地には行けないが、物資集めなど日本でできることで協力したい」と話していた。

 同会では、2013年2月7日から10日(予定)にフィリピンでボランティアを行う高 1・2年生を募集している。募集 切は7月21日。またフィリピンに届ける、未使用の歯ブラシ、タオル、石鹸も随時募集中。
問い合わせはTEL0267-32-3613(林歯科診療所内「フィリピン医療を支える会」事務所)

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