復興へ願い込めて、こころ一つに 福島学院大生とハンドベルコラボ
2011年12月06日 11:09
軽井沢高原教会は12月3日、東日本大震災で被災した福島学院大学(福島市)からハンドベルクワイア部を招き、合同コンサートを開いた。1、2年生の部員16人が「あわてんぼうのサンタクロース」「ホワイトクリスマス」などを演奏。最後には同教会のハンドベルクワイア「Bell's Ring」と一緒に「星に願いを」「見上げてごらん夜の星を」を奏でた。公演は2回開き、それぞれ約100人の来 者が美しい音色に耳を傾けた。
同教会では震災直後の4月から、「クリスマスのシーズンに被災地で 張っている人と共に演奏したい」と準備を進めてきた。日本ハンドベル連盟を通じて同大学を紹介してもらい、今回のコンサートが実現。企画を進めてきた軽井沢高原教会の山代有紀さんは「お客様と演奏者が楽しんで けたのが何より嬉しい」と公演後は涙を浮かべていた。顧問で指揮を務めた佐藤敦子教授は、「演奏を通して復興、再生が進んでいる福島の姿を感じてほしかった」。また部長で2年の天野千安紀さんは「 敵な空間で演奏することができて感動している。今日の経験を励みにこれからも活動していきたい」と前を向いた。