振り込め詐欺を未然に防ごう 金融機関で声かけ訓練
2011年10月14日 15:01
軽井沢警察署は10月13日、町内で金融機関の窓口業務にあたる職員を対象に、振り込め詐欺未然防止の声かけ訓練を長野県信用組合軽井沢支店で行い、5社から15名が参 した。
息子から家のリフォー 代200万円を振り込むよう まれた被害女性が、同支店の窓口を訪れるという設定で訓練を実施。被害者役は軽井沢町防犯組合連合会の女性部員がつとめた。対応に当たった職員は、大金を振り込む人に事前に記入してもらうアンケートを女性に依 。振込先の口座が女性の子どものものではないことがわかると、携帯電話で連絡して確認するようすすめ、詐欺に遭っていることを判明させた。
対応した女性職員は「今回は訓練 ったので上手く対処できたが、実際に窓口へいらした際、防げるかどうか不安。些細なところからでも気付いて、事前に止められるようにしたい」と話していた。 訓練を見守った五十嵐萬寿男軽井沢警察署長は「相手がお客さんなので、対応は難しい部分があると思う。それでも少しでも疑いがあれば、お金を振り込む前に警察に相談してほしい」と職員らに呼びかけていた。
今年の長野県内の振り込め詐欺被害は9月末までに70件で、被害総額は約1億500万円。昨年は1年間で67件、被害総額は約7600万円 った。軽井沢でも8月に、60歳代の女性が220万円の被害に遭っている。