町議会議員が町民らと「語る会」開催 「想像力もって、町独自の防災計画を」
2011年07月13日 13:30
軽井沢町議会は7月12日から14日まで、町内3カ所で「議会とまちづくりを語る会」を開く。13日は中軽井沢区民会館、14日は借宿公民館で、両日とも19時より開催。町議会では東日本大震災を受け、「町の安心安全なまちづくりを目指し、防災対策について話し合う にしたい」と、大勢の参 を呼びかけている。
7月12日、旧軽井沢公民館で行われた「語る会」には、地域住民ら22名が参 。担当議員が、昨年7月から今年6月まで計11回の会議で可決された、条例の一部改正や補正予算について 告。また、東日本大震災を教訓に町の防災対策や地域の役割などについて、議員が参 者と意見交換した。
旧軽井沢区の役員からは災害があった際、「区会に所属していない人が多く、情 が隅々まで行き渡るか心配」という声があった。同区には約590世帯が暮らしているが、そのうち区会に所属しているのは約半数 という。「残りの300世帯はどこに、何人で住んでいるかもわからない。有事の際には地域の連携が必要。個人情 の問題もあるが、区長に けは転入、転出の 告があってもいいのでは」と区の役員は指摘した。
また、別の参 者は、軽井沢は季節によって滞在している人のタイプや人数が全く違うことや、湯川の氾濫、浅間山噴火など、想定される災害の種類によっても対応の仕方が変わってくることを指摘。「国のマニュアルに沿うのではなく、想像力をもって町オリジナルの防災計画を作っていく必要があるのでは」と考えを述べていた。
大林義博議長は最後の挨拶で、「今日寄せられた意見も踏まえて議論を重ね、防災計画の策定に議会からも提言していきたい」と話していた。