「睡鳩荘」をオリエンタル・リリーで、假屋崎省吾さんが彩る
2011年06月16日 18:50
華道家・假屋崎省吾さんが、塩沢湖畔の「睡鳩荘」でユリを使った作品を創作しディスプレイした。軽井沢タリアセンで開催中のイングリッシュローズ“薔薇の祭典”のメインイベントで、 7月10日まで開催中。「睡鳩荘」は仏文学者の朝吹登水子(1917-2005)さんが暮らしたヴォーリズ建築の別荘で、逝去後に旧軽井沢から塩沢湖畔へ移築された。同別荘での假屋崎さんによる展示は3回目。今年はオリエンタル・リリーをテーマに、大小様々なユリを用いて、リビングや2階の各部屋、踊り などを彩っている。
16日夕方、ディスプレイを終えた假屋崎さんは「毎年6月になると、塩沢湖へ来るリズ ができてきている感じ」と軽井沢での仕事を楽しんでいる様子。来 者に対しては「目から飛び込んでくる花の優しい色彩を楽しんでほしいです。作品を観て気持ちを浄化したり、エネルギーを充電したりと、花に込められたパワーを感じてもらえたら」。
また、ユリにまつわる思い出を訪ねると「小さい 住んでいた練馬区の家の周りに、初夏から夏にかけてたくさんのユリが咲いていました。いよいよ蕾が大きくなってきたかな、というときに決まって夏休みになって、父母の実家へ行くことになるんです。そこから戻ってくると、満開のユリが出迎えてくれるのが印象に残っていますね」と話していた。
TEL0267-46-6161(軽井沢タリアセン)