20世紀ハンガリーの写真家・アンドレ・ケルテスの写真189点展示
2011年04月15日 18:25
御代田町のメルシャン軽井沢美術館は4月16日より、企画展「ジュー・ド・ポー 国立ギャラリー『アンドレ・ケルテス写真展』~日常が芸術に変わる瞬間(とき)~」を開催している。写真作品 けを集めた展示は同館では初めて。ケルテスは20世紀前半に活躍したハンガリー出身の写真家で、巧みな画面構成が特徴。視点や光と影のコントラストにこ わり、後に続く写真家に多大な影響を与えた。
今展では彼が暮らした3都市(ブダペスト、パリ、ニューヨーク)での制作活動を、作品を通して振り返る。展示しているのは、エッフェル塔の影やニューヨークの自宅の窓からワシントン広 を写した作品、兄弟や友人、芸術仲間など身近な人物を撮影した作品など189点。没後25周年を迎えた昨年はフランス、スイス、ハンガリーで回顧展が開催され、欧州での評価が再燃している。
「サブタイトルにもあるように日常の風景をたくさん展示しているので、写真を撮る人には参考になる点があると思う。肩肘張らず気軽に見に来てほしい」と同館の小口二郎総括部長。
展示は7月17日までで、入館料は一般1000円、大学生800円、高 生600円、小中生300円。
TEL0267-32-0288(メルシャン軽井沢美術館)