6/1 軽井沢彫職人が軽高生に実演指導
2010年06月01日 17:25
軽井沢高 は6月1日、3年生の総合芸術の授業に軽井沢彫の職人を講師に招いた。職人が指導にあたるのは全3回で、その初日となったこの日は、生徒がテーブルを囲んで職人の軽井沢彫実演を見学。みるみるうちに桜の花びらが彫られていく様子に、身を乗り出して職人の手先に釘付けになる生徒もいて、「すごいすごい」「手の動きが速い。しかもきれい」などの声が上がっていた。
講師を務めたのは、同 OBでもある大坂屋家具店の職人、飛田和健彦さん。実演は「最初の“のみ打ち”の作業で輪郭をきれいに縁取ることが重要」「細かいところは焦らずゆっくり、傷つけないで彫り進めて」など、アドバイスをしながら行われた。
生徒は次回の授業で軽井沢彫のオルゴールを製作。作業の様子を見ながら飛田和さんが、個別にアドバイスしていく予定 。
この日の授業を受けた、斉藤麻友子さんは「職人さんのように上手くはできないと思うけど、今日見たことを自分の作品に生かしたい」と話していた。