1/15 来月フィリピンで奉仕活動 軽井沢高生2名、 修に奮闘
2010年01月15日 10:06
軽井沢高 2年の油井真里奈さんと奥澤舞佑子さんが、フィリピンで歯科治療や歯磨き指導などのボランティアを行う「フィリピン医療を支える会」の活動に同行するため、御代田町の林歯科診療所で 修に励んでいる。2人は放課後の時間などを利用し、週1~2回のペースで林歯科を訪問。1月13日もエプロンと衛生手袋を身に付けて、器具の洗浄や、患者の口内に溜まる唾液を除去するバキュー などの業務を手伝い、患者が出入りする際は「こんにちは」「お大事にどうぞ」と大きな声で挨拶していた。
油井さんは「フィリピンの現状をこの目でしっかり見てきたい。笑顔を常に心掛けて、もっと大きな声を出せるようにしたい」、奥澤さんは「フィリピン行きが近づくにつれ、緊張が高まってきた。現地ではたくさんの子供たちと触れ合いたい」とボランティアに向けて意気込みを話していた。
「フィリピン医療を支える会」は、林歯科診療所(御代田町)の林春二さんが中心となり2003年に設立。以来毎年フィリピンで歯科医療活動を行い、世界の実情を見つめ、進路を選ぶのにも役立ててもらおうと、近隣の高 生を同行させてきた。 今年は2月10日から13日までマニラ市近郊のケソン市や、昨年9月の台風で被害を受けたガビテ市などを訪問。現地で暮らす人に歯科治療や歯磨き指導を行い、日本で集めた歯ブラシ、タオル、石鹸などの物資を渡す予定 。今回渡航する高 生は県内外の25名で、過去最多 った昨年の14名を大きく上回る。高 生1人にかかる費用は15万円で、そのうち10万円は患者さんらのカンパが充てられている。
同会の林春二会長は、「1人でも多くの高 生を連れていきたいという思いで、今回は25人になった。ま 目標金額に達していないので、カンパ集めに努めていきたい」と募金を呼びかけている。
4月10日にはエコールみよたで現地 告会を開き、ボランティアに参 した高 生らが発表を行う予定 。