寒の水
二十四節気のひとつ、「大寒」にあたる1月20日、恒例となる御代田町の奇祭「寒の水」が行われ、氷点下の寒空のもと、多くの祭りファンが草越地区に集まった。
この日は10代から50代の男性約70名が参 。 には兎巾、腰には赤いふんどしといういでたちで、午後6時から地区内数箇所に設けられた水の張られた桶をまわり、水をかぶって五穀豊穣、無病息災を祈願。小さな子どもたちの「いーち、にーい、…」や「がんばれー」のかけ声を受けて水を からかぶる姿に、周りを取り囲むファンのからは大きな歓声と拍手が寄せられた。
今年初めて参 したという30代の男性は「『寒い』と文句をいいながらもみんなが毎年必ず参 する気持ちがわかりました」と話し、小諸から毎年見学に来るという40代の女性は「毎年のことながら、この迫力には見惚れます。代わりに良くないことを全部祓ってもらっている気持ちです」と、"アカフン"から立ち昇る湯気に少し興奮気味で感想を述べた。 |