最後の桜の木
2013年02月04日 05:28
この季節にいきなりこの写真では、「季節はずれの・・・?」なんて
思われてしまいそうですが、今日はこの御代田の桜並木に関する取材の
ことをお話します。
先日J記者が最後の1本が切られたことを、「新着情報」でお伝えしました。
このすばらしい桜並木が今はもう1本もありません。しかも、代わりの木を
植えることもしないというのですから、びっくり。
マリン「アタシ、この前ここ通ったけど、な~んにもないつまらない道に
なっていたよ」
M記者「夏は暑いし、いまや高原の町のイメージはないわ。この桜並木は
大勢の人に愛されていたのに、もったいない・・・」
これは最後の1本の移植のときの写真です。場所は手打ち蕎麦の店
『源水』さんの庭。
国道18号線沿いにあるので、通るときによく見えます。
写真の女性「しいある倶楽部」の鈴木美津子さんが11本を保護し移植しました。
写真の桜は樹齢約70年の大木です。全部で約60本ありましたが、50本は
切られました。
M記者「11本移植できただけでも奇跡よね。反対の署名は3000人分も
あったのに、御代田町は全部切るつもりだったんだから」
マリン「御代田町が移植のお金を出してくれればいいのに」
M記者「だといいんだけど、全然そんなことはなくて、全て『しいある倶楽部』が
自力でやったの。大変な出費だったでしょうね」
さて、こちらは場所が変わって、東京ドーム。野球のときとは雰囲気が
まったくちがいますね。ここで行われていたのが、『東京国際キルト
フェスティバル』。
『ヴィネット特別版・デリス』5号で紹介させていただいた倉石泰子さんの
新作キルトが出品されているということで、見に行きました。
広い会場はいくつかのコーナーに分かれ、特設ステージではダンスショーも
あったり・・・とにぎやかです。
ぐるぐる回って、倉石さんの作品をようやく見つけました。
海外で暮らしていたときのなつかしい風景と野の花を描いた作品です。
キルトって見ていて楽しく、手作りの温かさが伝わって、心なごむのがいいですね。
マリン「すてき!アタシの部屋にもこんなのがあったらいいな」
M記者「食べられないけど、いい?」
マリン「アタシが好きなのは食べられるものばかりだと思っているんだから
・・・失礼ね。食べられなくてもいいものはいいって知っていますよ」