花のない季節
2011年10月10日 16:58
では、前回に続いて、F記者が塩沢湖からお伝えします。
ここにある電話ボックス、見たことがありますか?
結構、目立つ 所にあるので、見たことのある方も多いのでは?
これは、塩沢湖タリアセンのお土産ショップの前にあります。
大正末期、千ヶ滝別荘地につくられた公衆電話ボックスなのです。
別荘地の庭で保存されていたものを、随筆家の森本ヤス子さんが寄贈し、
タリアセンが移築復元しました。
今も、ここから電話をかけられますよ。塩沢湖タリアセンに行った方は、
ぜひ、使ってみてく さい。
さて、塩沢湖畔の奥にある建物は、建築家アントニン・レーモンドのアトリエを
移築したものです。「ペイネ美術館」として、親しまれてきましたが、
11月27日までの間 け、本来のレーモンドのアトリエ「夏の家」の姿を、
見学できるようになっています。
ペイネ美術館のときには気づかなかった「浅間山を見るコーナー」を発見しました。
オリジナルの家具もこのときでないと見られないものがそろっています。
近くの軽井沢町立植物園に来てみました。秋の花は終わり、今は木の実が
いろいろあっておもしろい。これは、マユミとも言われるツリバナ。
丸い木の実がはじけて、こんなふうにつり下がる様子がかわいらしく、
人気がある樹木です。
これはハナヒョウタンボクの実。
氷河時代の生き残りとも言われ、日本では長野県と岩手県にしかないそうです。
長野県では絶滅危惧Ⅱ類に指定され、県内でも軽井沢と菅平 けしかないん
ですって。
この他にもいろいろな木の実が成っているので、花の無い今ならではの
植物の様子が見られます。
入 料はなんと、たった100円というのもうれしい。
(F記者)