貴重な文化遺産
2009年11月20日 21:17
木の葉が落ちると別荘地の建物がよく見えます。
からというわけではありませんが、今日は女性グループ7人で、
軽井沢の歴史ある別荘を見学に行きました。
前回は釜ノ沢を見たので、今回は桜ノ沢(通称ハッピーヴァレー)です。
これは「シーモアハウス」と呼ばれる同志社大学所有の別荘。
ちょうど、修理をしているところで、敷地の中に入らせてもらい
見学することができました。
シーモアさんという女性宣教師が建てた別荘で、帰国するときに
英語教師として勤務していた同志社大学に寄付していったそうです。
同志社大学はこの杉皮張りの別荘を修理しながら大事に使っています。
ハッピーヴァレーの坂道を上って行ったところにあった、宮城学院所有の
ハンセーさんとリンゼーさんの別荘が壊され無くなっていました。
落ち葉の積もった広い敷地には跡地を示す立て札が立っています。
メンバーの一人がこの建物を撮った写真を持ってきていたので、
それを見ながら建っていた を想像するしかありませんでした。
メンバーの何人かが、見たかったと言っていたのがこれ、「旧ライシャワー別荘」。
一緒に行ったKさんがこの別荘の所有者と親しいので、お断りして敷地に
入っています。決して不法侵入ではありませんよ(念のため)。
駐日アメリカ大使 った、エドウィン・ライシャワーさんが子供の から
夏を過ごしていた別荘で、軽井沢にとっては貴重な文化遺産です。
でも、この明治時代の建物はかなり傷んでいるので、所有者にすれば
維持するのも大変なことにちがいありません。
町が文化財として何らかの形で保護するか援助するかしないと、朽ち果てて
壊すしかないという状態になるのは時間の問題です。
軽井沢には「軽井沢ナショナルトラスト」ってのがあるん から、何とか
保存するよう働きかけるべきでしょうね…なんて、言いながら
軽井沢の別荘のすごさを再認識したのでした。
(Y記者)