最新医療の飛び道具
2007年11月20日 10:52
救急隊からの要請が!すると佐久総合病院に常駐待機する(24時間ではない)ヘリが、
医療機材や医師をのせ現 に駆けつける。
2005年7月に導入され、今年3年目を迎えた『ドクターヘリ』。
身近に存在するのは知っていましたが、近くで見るのは初めてでした。
急患の迅速な搬送を可能にするドクターヘリの一番の目的(というか強み)は
医師と看護師を現 に運び、初期の適切な処置が可能になるという点。
治療開始時間が早くなるということが、どれ け患者さんにとって良い結果になることか…。
救急現 への出動のほか、病院間搬送などでも活躍するドクターヘリは、
県土の大部分を山に囲まれた長野県、特に軽井沢では大きな意味のあるシステ です。
初めての出動要請も軽井沢から ったそうです。
医師不足による患者のたらい回しが問題となっている昨今、重篤な患者を
受け入れ可能な病院へ搬送するのにヘリの機動力は大いに役立ちます。
ところが莫大な運行経費(年間2億円です!)がネックとなって、現在ドクターヘリを
導入しているのは11道県でわずか12機のみ。そしてドクターヘリの有効な活動範囲は
半径50キロほどといわれています。普段気づきませんが、その圏内に暮らす私たちは
とても幸運なのかもしれません。(Y記者)